6月のフラワーエッセンスの花 近縁種の開花情報 その4

《キャラリリー》

〈和名〉オランダカイウ(園芸品種)和蘭陀海芋

"海外から来た球根が芋に似ている"という意味です。

四季彩の丘の水路に二種類咲いています。

学名のエチオピカだけが湿地性というのが大きな特徴です。

 

名前不明のオランダカイウの花と実

 

オランダカイウ"ジャイアントホワイト"

 

FESのキャラリリーと同じ学名の園芸品種です。

花の形が角っぽく似ています。

 

サトイモ科の特徴である"仏炎苞"が、白い修道女の服の襟(カラー)に似ています。

これは花弁ではありません。

黄色い棒状が肉穂花序です。

 

ちなみに、キャラリリーも含めサトイモ科は、

シュウ酸カルシウムを持つ有毒植物です。

そしゃくすると危険です。

 

他の属のサトイモ科の花です。

 

水芭蕉

 

コンニャクの花

コンニャクの生芋も劇薬指定です。

 

ムサシアブミ(武蔵鐙)

 

ユキモチソウ(雪餅草)

 

ベニウチワというアンスリューム

 

一部ですがどれも似ています。

定義を思うと、ジェンダレス感あると思います。

 

面白いことに、テンナンショウ属のユキモチソウは性転換する植物で、途中まで中性です。

 

植物観察担当 佐々木